伝染性単核球症についてまとめました。

伝染性単核球症→http://ochanai.com/infectiousmononucleosis

伝染性単核球症とは、唾液で伝染るウイルス性の感染症です。主にEBウイルスの初感染で起こると言われています。ウイルス性の感染症なので、抗菌薬が無効、不要であること、同じウイルス感染症であっても普通の風邪と違って治るまで4週間以上掛かること、などが大きく違います。なかなか風邪が治らない、なかなか扁桃炎が治らないと言って調べていくうちに伝染性単核球症とわかったということが少なくありません。治療は対症療法ですが、症状だけでは細菌性の扁桃炎となかなか見分けが付かないことも多いです。ペニシリン系の抗菌薬で皮疹が出やすいということも伝染性単核球症の特徴で、逆に、細菌性の扁桃炎を疑ってペニシリン系抗菌薬を出したところ皮疹が出たという病歴も伝染性単核球症を疑うきっかけの一つになります。もしかしたらペニシリンアレルギーと言われたことのある人の何割かはこの伝染性単核球症で、真のペニシリンアレルギーではないのかも知れません。伝染性単核球症の症状、伝染性単核球症の特徴、伝染性単核球症の検査、伝染性単核球症の治療についてまとめました。

写真は昨日神保町のマクドナルドに現れたルギアです。お茶の水内科の院内からジムが入るので大変捗ります。


 

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