医療法人社団お茶会の「ミッション」を作りました。

ミッション→https://ochanomizunaika.com/mission

医療法人社団お茶会の「ミッション」を作りました。お茶の水神保町に地にクリニックを開いて、3年半の年月が経ちました。このたび、医療法人化のタイミングで、お茶会が何をやるべきか、もう一度初心に返って、改めて見直す良い機会であり、選択と集中の結果、存在意義の再定義、理念の言語化、行動規範の明確化を行いました。結果、以下のように、お茶会のミッション、ビジョン、バリューをまとめました。具体的には、それぞれ使命「世の中から救えるはずの病気をなくすこと」、理念「血管を守る」、行動規範「その医療は心筋梗塞を減らすだろうか?」、これがお茶会の行動規範であり、理念であり、使命です。診察室で間違って五十嵐に話掛けると、空気を読まずに熱く語り始めてしまいますのでくれぐれもご注意ください。


ミッション(使命):

「世の中から救えるはずの病気をなくすこと」

世の中には救える病気とそうでない病気があります。日本人の5大死因、がん、心不全、肺炎、脳卒中、老衰のうち、老衰は老化現象で、がんは予防法が確立している一部のがんを除いては老化現象です。心不全の原因で一番多いのは心筋梗塞による虚血性心疾患で、高齢化で増加している肺炎は誤嚥性肺炎で、脳卒中の後遺症です。心筋梗塞も脳卒中も同じく血管の故障が原因であり、心筋梗塞と脳卒中を防ぐためには、血管を守ればよいということがわかります。血管を守り、世の中から救えるはずの病気をなくすこと、これがお茶会のミッションです。逆に、そもそも命に関わらない疾患、自然治癒する疾患は、医療機関に来ても来なくても予後が変わらないため、お茶会のミッションではないことがわかります。心筋梗塞を防ぎ、脳卒中を防ぐ、血管を守ることで、世の中から救えるはずの病気をなくすこと、これがお茶会のミッション、使命です。

ビジョン(理念):

「血管を守る」

お茶会のビジョン、理念は、血管を守る、です。心筋梗塞を防ぎ、脳卒中を防ぐためには血管を守ることが最重要です。血管を守るためには、具体的には、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、喫煙、心房細動、慢性腎臓病等の心血管疾患のリスク因子に対して、適切な治療介入と治療継続を実現していくことが大切です。一方で、現代人の生活は平日の昼間に仕事や家事があることは普通のことで、平日の日中に医療機関へ受診、継続的に通院することは簡単なことではありません。お茶会は、心血管疾患のリスク因子に対して適切な治療介入と治療継続の実現のために、夜間も土日も医療提供の場をオープンにしています。心血管疾患のリスク因子に対して適切な治療介入と治療継続を通して、血管を守り、世の中から救えるはずの病気をなすこと、を目指します。

バリュー(行動規範):

「その医療は心筋梗塞を減らすだろうか?」

お茶会のバリュー、行動規範は、その医療は心筋梗塞を減らすだろうか?、です。お茶会がやるべきことは、心血管疾患のリスク因子に対して適切な治療介入と治療継続を通して、血管を守り、世の中から救えるはずの病気をなくすことです。端的に最もわかりやすく言うと、心筋梗塞を防ぐためです。夜間や土日も診療をしていると、お茶会のミッションとは別に、ただ開いているから、ただ便利だからという理由で患者さんが来てしまうことが以前はしばしばありましたが、他の医療機関でも出来ること、他の医療機関のほうが得意なことは、お茶会でなければならない必要性がありません。また、そもそも命に関わらない疾患、自然治癒するものは、お茶会のミッションではありません。お茶会のミッションは、血管を守り、世の中から救えるはずの病気をなくすことであり、それが実現出来なければお茶会の存在意義がないに等しいからです。体内的にも対外的にも首尾一貫、徹底の意味を込めて、行動規範として明文化します。その医療は心筋梗塞を減らすだろうか?、を行動規範として、血管を守り、世の中から救えるはずの病気をなくすこと、がお茶会の行動規範であり、理念であり、使命です。


当院は循環器専門の医療機関です。循環器科とは心臓と血管を専門に診る診療科です。狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患、抗血小板療法、抗凝固療法、心房細動を始めとする不整脈、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、慢性心不全などの循環器疾患です。循環器科の診療範囲を具体的にまとめました。

【循環器科の診療範囲】

・冠動脈疾患(急性心筋梗塞、労作性狭心症、他)

・心筋梗塞後、ステント留置後の管理、抗血小板療法

・慢性心不全の管理

・心臓弁膜症(僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、他)

・人工弁置換術後の管理、抗凝固療法

・心筋症(拡張型心筋症、肥大型心筋症、他)

・不整脈(上室期外収縮、心室期外収縮、房室ブロック、心房細動、他)

・心房細動の抗凝固療法、心原性脳塞栓症の予防

・脳卒中、脳血管障害、脳梗塞(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症)、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作、脳卒中後の管理、二次予防、再発予防

・高血圧症、二次性高血圧症

・脂質異常症、家族性高コレステロール血症

・糖尿病、糖尿病合併症の管理

・慢性腎臓病

・睡眠時無呼吸症候群

・その他、健診の再検査、食事指導、運動指導、禁煙外来、など

以上、心臓と血管を専門に診る診療科が循環器です。脳梗塞や脳出血等の脳血管障害、脳卒中は神経内科や脳神経外科が診ることも多いですが、血管の故障の予防という意味では一次予防、二次予防としてやるべきことは循環器科と共通です。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病等の生活習慣病も循環器病のリスク因子という点で循環器の守備範囲です。心筋梗塞や脳卒中にならないようにする、なってしまっても再発しないようにする、というのが循環器の仕事です。

【循環器以外で対応しているもの】

循環器以外で対応しているものをまとめました。

【アンケート】お茶の水循環器科にやってほしいこと→https://goo.gl/thCnVu

アンケートの結果、ご要望の多いものに関しては出来る範囲でやっていく方針としました。確定診断、鑑別診断、専門的な治療、最先端の治療等、専門的な診療はそれぞれの専門科を受診ください。受付または医師の判断でご紹介となることもありますが、予めご了承ください。

・高尿酸血症、痛風

・肝機能障害(専門的な診療は消化器内科を紹介しています。)

・慢性胃炎や逆流性食道炎の継続処方(専門的な診療は消化器内科を紹介しています。)

・慢性便秘や整腸薬等の継続処方(専門的な診療は消化器内科を紹介しています。)

・過敏性腸症候群(過敏性腸症候群専門外来あり。)

・1型糖尿病の臨時処方または継続処方(糖尿病専門外来あり。)

・甲状腺疾患の継続処方(専門的な診療は内分泌内科等を紹介しています。)

・気管支喘息の長期管理薬の継続処方(専門的な診療は呼吸器内科を紹介しています。)

・通年性または季節性アレルギーの継続処方(専門的な診療はアレルギー科を紹介しています。)

・検診異常の再検査、専門医の紹介、他、

【アンケート】お茶の水循環器科にやってほしいこと→https://goo.gl/thCnVu

その他にお茶の水循環器科にやってほしいこと、アンケートを実施中です。出来ること、出来ないこと、ありますが、可能な限りご要望を反映して行きたいと考えています。ぜひご要望をお聞かせいただけますと嬉しいです。

【当院で対応していないもの】

下記に当院で対応していないものをまとめました。来院の前に必ずご確認ください。またご来院いただいても、原則的に適切な診療科のご紹介となることを予めご了承ください。下記、適切な診療科とともに具体的にまとめましたので、医療機関探しの際にご参考ください。

・発熱、インフルエンザ等→一般内科

・喉痛み、鼻づまり等→耳鼻咽喉科

・咳、痰等→呼吸器内科

・吐気、下痢、腹痛等→消化器内科

・アレルギー症状等→アレルギー科

・不眠、不安等→心療内科

・循環器とは無関係な健康相談等→総合診療科

・小児→小児科

・皮膚→皮膚科

都内の医療機関探しは、東京都医療機関案内ひまわり(☎ 03-5272-0303)をご活用ください。随時紹介状の発行も行っていますのでお気軽にご相談ください。当院は循環器専門の医療機関です。ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。


 

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