市販薬活用ガイド

お茶の水内科監修【市販薬活用ガイド】(随時更新)

お茶の水内科監修市販薬活用ガイドは、お茶の水内科が運営する、市販薬の活用についてまとめたサイトです。症状や病気の中には処方薬でなくても市販薬で十分に対応可能なもの、必ずしも医療機関に受診する必要のないものも少なくありません。特に風邪の場合は、処方薬も市販薬も原則的に大きな違いはありません。それを見分けるために医療機関に受診する意味はあるとも言えますし、まずは市販薬で一旦様子を見てみて、改善しない場合に医療機関を受診するという方針もよいと思います。具体的に市販薬の活用についてまとめましたので、ご参考にどうぞ。

【解熱薬】

・「小児用バファリンCII」「ノーシン」「タイレノールA」、安全な解熱薬であるカロナール(アセトアミノフェン)と同一成分です。タイレノールは一錠300mgと大人用です。一日の上限量3000mgを超えないように注意しましょう。小児用バファリンは一錠33mgと小児用に設定されているので年齢や体重に合わせて使います。

・「ロキソニンS」、処方薬のロキソニン(ロキソプロフェン)と同一成分です。非ステロイド性抗炎症薬(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs: NSAIDs)と呼ばれる消炎鎮痛薬です。解熱、鎮痛、消炎作用として幅広く効きます。連用すると胃が荒れますので、胃薬と一緒に使います。アスピリン喘息と言われている人も避ける必要があります。

・「イブA」、処方薬のブルフェン(イブプロフェン)と同一成分です。

・「バファリンA」、処方薬のバイアスピリン(アスピリン)と同一成分です。

【胃薬】

・「ガスター10」、胃薬です。処方薬のガスター(ファモチジン)と同一成分です。

・「第一三共胃腸薬」、消化酵素薬と、胃酸を和らげる成分などの配合薬です。胃もたれ、食べ過ぎなどによいでしょう。

・「タケダ漢方胃腸薬A」、安中散を中心とした処方です。

・「大正漢方胃腸薬」、安中散と芍薬甘草湯を主成分とした処方です。

【整腸薬】

・「新ビオフェルミンS」、整腸薬です。胃腸炎の時の下痢は止めないほうがよいです。下痢は原因のウイルスや細菌を体外へ排出するための自然な身体の働きであり、下痢を止めてしまうと体外への排出が抑えられてしまうからです。

・「正露丸」、昔からある胃腸薬です。日本薬局方「木クレオソート」を主成分として、静菌作用、腸内水分量の調整、腸の蠕動運動を整えます。

【経口補水液】

・「OS-1」、経口補水液です。水分を補給して、脱水を予防します。冷やさず常温のままがよいでしょう。ポカリスエット等の清涼飲料水はそのまま浸透圧が高めで水で半分程度に薄めて飲むのがよいようです。点滴でも経口補水液と中身はほとんど同じものですので経口摂取可能であれば点滴は必要ありません。

【喉の痛み】

・「ペラックT」、処方薬のトランサミン(トラネキサム酸)を主成分です。喉の痛みによいでしょう。

・「アズレンうがい液」、うがい薬です。処方薬のアズノールと同一成分です。

・「のどぬーるスプレー」、ヨウ素が主に主成分です。

・「龍角散ダイレクト」、喉に痛みにどうぞ。

・「響声破笛丸」、古くから喉の使い過ぎ、声の出し過ぎ、声枯れに使う漢方です。「きゅうせいはてきがん」と読みます。聞いただけで効きそうな名前です。

【去痰薬】

・「パブロンSゴールドW」、去痰薬のムコダイン(カルボシステイン)、ムコソルバン(アンブロキソール)の両方が含まれています。

・「ストナ去たんカプセル」、去痰薬のムコダイン(カルボシステイン)、ビソルボン(ブロムヘキシン)の両方が含まれています。

【鎮咳薬】

・「ベンザブロックせき止め錠」、鎮咳薬のリンコデ(リン酸コデイン)、去痰薬のビソルボン(ブロムヘキシン)、トランサミン(トラネキサム酸)などが配合されています。

【気管支拡張薬】

・「ミルコデA」、テオドール(テオフィリン)、エフェドリンなどの気管支拡張作用です。動悸や手の振るえに注意です。

【抗アレルギー薬】

・「アレグラFX」「アレジオン20」「クラリチンEX」、抗ヒスタミン薬です。鼻水や花粉症の症状を抑えます。処方薬のアレグラ(フェキソフェナジン)、アレジオン(エピナスチン)、クラリチン(ロラタジン)と同一成分です。

【漢方】

・「葛根湯」、風邪の引き始めにはまず葛根湯です。上半身の血流改善が主な作用です。

・「麻黄湯」、体力のある方は麻黄湯もよいです。風邪、インフルエンザに使います。

・「葛根湯加川芎辛夷」、慢性鼻炎、慢性副鼻腔炎の漢方です。急性副鼻腔炎を繰り返している人にもオススメです。

・「桔梗湯」、扁桃炎、喉の痛みに効きます。冷やして飲むのが特徴です。

・「麦門冬湯」、乾いた咳に使います。眠気が出ないのが良い点です。

・「小青竜湯」、鼻水、花粉症に使います。眠気が出ないのが良い点です。

・「半夏瀉心湯」、吐気止めです。もともとつわりの漢方で妊娠中も授乳中も安全に使えます。吐気も吐けるだけ吐き切ってしまったほうがよいとされていますが、水分が摂れないとよくないので、吐気が辛ければ吐気止めは適宜使って構いません。

・「五苓散」、利水薬です。水分バランスを整えます。脱水を予防し、下痢症状を優しく和らげます。

【外用薬】

・「ムヒS」、痒み止めのジフェンヒドラミン、イソプロピルメチルフェノールの消毒作用が主成分です。虫刺されによいでしょう。

・「オロナインH軟膏」、主成分はクロルヘキシジングルコン酸塩、消毒作用です。軽い傷などによいでしょう。

・「アラセナS」、抗ウイルス薬のビダラビンが主成分です。口唇ヘルペスに使ってください。

・「アットノン」「エイチピーローション」、ヘパリン類似物質の外用薬です。処方薬のヒルドイド、ビーソフテンと同一成分です。

【サプリメント】【その他】

・「フェイチ」「ネイチャーメイド鉄」、鉄分のサプリメントです。鉄欠乏性貧血、貧血予防によいでしょう。

・サプリメント各種、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、カルシウム、カリウム、マグネシウム、などバランスよく補給出来るものがよいでしょう。ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKは過剰症に注意しましょう。腎機能が悪い人はカリウム過剰摂取に注意です。抗凝固薬のワルファリンを飲んでいる人はビタミンKを取り過ぎないようにしましょう。

・「ナイシトール」「コッコアポ」、漢方の防風通聖散です。脂肪の吸収を和らげ、脂肪の燃焼を助けるようです。ダイエットの補助にどうぞ。ダイエットの基本は食事と運動です。サプリメントだけで痩せられる薬はありません。

 

随時更新していきます。この市販薬やサプリメントはどうなのかご質問あればお気軽に主治医までご相談ください。医師は市販薬やサプリメントの専門家ではないので、わかる範囲、答えられる範囲で答えます。何卒ご了承ください。


 

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