ヨーロッパの動脈硬化のガイドラインが改訂されました。

ヨーロッパ心臓病学会(European Society of Cardiology:ESC)とヨーロッパ動脈硬化学会(European Atherosclerosis Society:EAS)のガイドラインが改訂されました。非常にシンプルでわかりやすいので、ご紹介します。

esc2016

心筋梗塞、脳卒中の原因を動脈硬化と呼びますが、動脈硬化とは、血圧、脂質、血糖、喫煙等による長年の血管へのダメージの結果の総称です。動脈硬化を防ぐには、血圧、脂質、血糖を正常値に保つこと、喫煙、暴飲暴食、運動不足などの不適切な生活習慣を改善し、継続することが大切です。目標値がいくつもあると複雑でわからなくなってしまうのですが、今回のヨーロッパのガイドラインでは、血圧は140/90未満、脂質はLDLで115未満、血糖はHbA1c 7未満、等、非常にシンプルに目標値が整理されました。ヨーロッパ人と日本人では勿論人種は違いますが、同じ人間である以上、病気の予防や健康的な生活習慣に大きな違いはありません。今までの検診結果などを見返す機会があれば、これを大きく超えていないかチェックしてみてください。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、禁煙についてはこちらのまとめをご参考ください。

・高血圧症→http://ochanai.com/hypertension

・脂質異常症→http://ochanai.com/dyslipidemia

・糖尿病→http://ochanai.com/diabetesmellitis

・喫煙→http://ochanai.com/smoking


 

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