2021/3/2、急性冠症候群疑いにおける高流量酸素と死亡リスクの関係を調べた研究「High flow oxygen and risk of mortality in patients with a suspected acute coronary syndrome: pragmatic, cluster randomised, crossover trial」の結果が発表されました。急性冠症候群疑いの大規模コホートにおいて、高流量酸素は30日間死亡率の増加、減少ともに関連を認めませんでした。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33653685
急性冠症候群において酸素投与は有用そうではありますが、有用性を認めなかったとの報告です。血管が詰まっている場合にはどれだけ酸素を投与しても心筋には届かないということでしょうか。やはり早期の血行再建が第一でしょう。メディカルトリビューンでも記事になっていました。
https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0311535574