2021/3/20-3/21、オンラインで開催された「第41回日本肥満学会/第38回日本肥満症治療学会」にて、「肥満2型糖尿病患者において糖尿病の寛解、薬物治療の減量・中止などの効果が期待される肥満(症)外科治療のコンセンサスステートメント」が発表されました。

2021/3/20-3/21、オンラインで開催された「第41回日本肥満学会/第38回日本肥満症治療学会」にて、「肥満2型糖尿病患者において糖尿病の寛解、薬物治療の減量・中止などの効果が期待される肥満(症)外科治療のコンセンサスステートメント」が発表されました。日本語の名称として「減量・代謝改善手術」とし、適応については下記の2つをステートメントで発表されました。
・受診時のBMI値が35以上の2型糖尿病患者、糖尿病専門医、肥満症専門医による6カ月以上の治療でもBMI値35以上が継続する場合は、血糖コントロールの状況にかかわらず減量・代謝改善手術が治療選択肢として推奨(推奨レベル:recommendation)
・受診時のBMI値が32以上の2型糖尿病患者で、糖尿病専門医や肥満症専門医による治療で6カ月以内に5%以上の体重減少が得られない、または得られても血糖コントロールが不良(HbA1c値が8.0%以上)な場合は、同手術を治療選択肢として検討(推奨レベル:consideration)
推奨と検討と2つ、肥満手術の推奨に関しては客観的基準が示されました。メディカルトリビューンでも記事になっていました。
https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0329535830
糖尿病治療の基本は食事療法、運動療法ですが、減量・代謝改善手術について相談、専門施設に紹介をしたことはあります。詳しくは主治医にご相談ください。

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