2021/8/27-8/30、オンラインで開催された「ヨーロッパ心臓病学会会議」にて、急性冠症候群に対する抗血小板薬2剤併用療法の期間について調べた研究「STOPDAPT-2 ACS」の結果が発表されました。急性冠症候群、エベロリムス溶出コバルトクロムステント留置4169例を対象、1ヶ月間のアスピリンとクロピドグレルまたはプラスグレル3.75mgの抗血小板薬2剤併用療法後クロピドグレル75mgの抗血小板薬1剤療法群2058例、その後も12ヶ月アスピリンとクロピドグレル75mgによる抗血小板薬2剤併用療法の継続群2078例を比較、結果、12ヶ月間の心血管死亡、心筋梗塞、確定ステント血栓症、脳卒中の複合心血管イベントのハザード比は、12ヶ月DAPT群と比較して1ヶ月DAPT群は1.14(95%CI 0.80-1.62)で、非劣性(非劣性のP=0.06)に至りませんでした。出血事象は減少(HR:0.46、95%CI:0.23-0.94)、心筋梗塞が増加(HR:1.91、95%CI:1.06-3.44)していました。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/202109/571680.html
抗血小板薬2剤併用療法の期間は1ヶ月間だと心筋梗塞が増えてしまうということで1ヶ月間では不十分であるという報告です。
2021/8/27-8/30、オンラインで開催された「ヨーロッパ心臓病学会会議」にて、急性冠症候群に対する抗血小板薬2剤併用療法の期間について調べた研究「STOPDAPT-2 ACS」の結果が発表されました。