2021/8/30、血圧、緑内障の進行との関係を調べた大規模臨床試験「Blood Pressure and Glaucomatous Progression in a Large Clinical Population」の結果が発表されました。

2021/8/30、血圧、緑内障の進行との関係を調べた大規模臨床試験「Blood Pressure and Glaucomatous Progression in a Large Clinical Population」の結果が発表されました。眼圧(intraocular pressure: IOP)調整後、追跡期間中の平均動脈圧、拡張期動脈圧は、網膜神経繊維層(retinal nerve fiber layer)損失の早期発生率と有意に関連を認めました。全身血圧は緑内障の進行の有意な因子である可能性を示唆しています。
https://www.aaojournal.org/article/S0161-6420(21)00640-0/fulltext
緑内障と高血圧は関連はあるだろうと多くの臨床医は考えていますが、明確なエビデンスは十分ではありませんでした。今回、アメリカ、デューク大学、3976例の追跡研究の結果、血圧と緑内障の進行が関連があることが明らかになりました。緑内障の進行抑制の視点からも血圧管理が大切とのメッセージです。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/ophthalmology/202109/571736.html

PAGETOP