家族性高コレステロール血症→http://ochanai.com/familialhypercholesterolemia
家族性高コレステロール血症についてまとめました。家族性高コレステロール血症という病気があります。暴飲暴食や運動不足などが原因の生活習慣病としての脂質異常症とは異なり、生まれつき悪玉コレステロールの値が高い体質の方がいます。生活習慣病としての脂質異常症は、暴飲暴食、運動不足などの不適切な生活習慣病を背景に発症、中高年くらいから動脈硬化が始まるのに対し、家族性高コレステロール血症は生まれつき若年の頃から動脈硬化が始まっており、同じ脂質異常症でも動脈硬化の程度、心筋梗塞のリスクが全く異なります。家族性高コレステロール血症の場合は早期から確実な動脈硬化に対する治療、心筋梗塞の予防のための脂質低下療法が必要です。家族性高コレステロール血症の診断基準、家族性高コレステロール血症と普通の脂質異常症との違い、家族性高コレステロール血症の治療、新薬のCPSK9阻害薬、などまとめました。家族性高コレステロール血症の治療の目的は、主に心筋梗塞の予防です。何も起こらないことが治療の効果であるため、治療を継続することが大きな課題です。若い頃からコレステロール高値を指摘されていた、家族でコレステロール高値や心筋梗塞が多い家系、食事や運動には大きな問題がないのにコレステロール高いと言われている、健診で脂質が引っ掛かった、などの方は一度主治医にご相談しましょう。