「お茶の水循環器禁煙宣言2018」を作りました。

「お茶の水循環器禁煙宣言2018」を作りました。喫煙は心血管疾患の最大のリスク因子の一つです。当院は形態を問わず煙草の煙への暴露を防止します。当院は「「お茶の水循環器禁煙宣言2018」を作り、2018/3/1から実践します。具体的には、

(1)当院スタッフは全て非喫煙者とします。当院はニコチン依存状態の医療従事者を採用しません。

(2)喫煙者は速やかに禁煙外来を紹介します。形態を問わず煙草の煙への暴露は有害です。喫煙者は喫煙後最大8時間、呼気から有害物質が排出され続けているとの報告もあり、受動喫煙という形で当院のかかりつけ患者さんに健康被害を与える危険性があります。当院のかかりつけ患者さんは心血管疾患のハイリスクであるため、喫煙者にはまず禁煙治療を紹介することで、院内における受動喫煙被害を防止します。禁煙外来を実施中の医療機関についてはこちらをご覧ください。

https://map.sugu-kinen.jp/p/kinenmap

(3)煙草の形態を問わずニコチン依存症を治療します。従来型のタバコ、電子タバコ、加熱式タバコ、いずれもニコチンへの依存が根本的な原因であることは共通であり、ニコチン依存症に対する治療が第一であると当院は考えています。

(4)当院は喫煙者に対する禁煙治療を全ての治療に優先します。具体的には、心筋梗塞、脳卒中、高血圧症、気管支喘息等の呼吸器疾患、ほとんどの癌において、喫煙は明らかなリスク因子です。例えば、喫煙者で血圧高値の場合は、まずは喫煙に対する禁煙治療を優先し、禁煙後もなお血圧高値を認める場合は、高血圧症に対する治療を開始するという診療指針とします。なぜならば、明らかに有害である物質を摂取している場合、国民医療費を使った降圧薬による薬物治療よりも先に、有害物質の摂取に対する介入が優先的であると当院は考えるからです。喫煙を吸わない、かつ血圧の薬も必要ない状態、これが一番健康的であり、実際、当院においては何名も達成しています。喫煙の健康被害については下記ページをご覧ください。

http://sugu-kinen.jp/harm/disease

当院の診療指針にご理解いただけない場合は他の医療機関をご紹介していますが、予めご了承ください。


当院は循環器科です。循環器科とは心臓と血管を専門に診る診療科です。専門は狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患、心房細動を始めとする不整脈、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、慢性心不全などの循環器疾患です。循環器科の診療範囲を具体的にまとめました。

【循環器科の診療範囲】

・冠動脈疾患(急性心筋梗塞、労作性狭心症、他)

・心筋梗塞後の管理、抗血小板療法

・慢性心不全の管理

・心臓弁膜症(僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、他)

・人工弁置換術後の管理、抗凝固療法

・心筋症(拡張型心筋症、肥大型心筋症、他)

・不整脈(上室期外収縮、心室期外収縮、房室ブロック、心房細動、他)

・心房細動の抗凝固療法、心原性脳塞栓症の予防

・脳卒中、脳血管障害、脳梗塞(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症)、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作、脳卒中後の管理、二次予防、再発予防

・高血圧症、二次性高血圧症

・脂質異常症、家族性高コレステロール血症

・糖尿病、糖尿病合併症の管理

・慢性腎臓病

・睡眠時無呼吸症候群

・その他、健診の再検査、食事指導、運動指導、禁煙外来、など

以上、心臓と血管を専門に診る診療科が循環器科です。脳梗塞や脳出血等の脳血管障害、脳卒中は神経内科や脳神経外科が診ることも多いですが、血管の故障の予防という意味では一次予防、二次予防としてやるべきことは循環器科と共通です。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病等の生活習慣病も循環器病のリスク因子という点で循環器科の守備範囲です。心筋梗塞や脳卒中にならないようにする、なってしまっても再発しないようにする、というのが循環器科の仕事です。

【循環器以外で対応しているもの】

【アンケート】お茶の水循環器科にやってほしいこと→https://goo.gl/thCnVu

アンケートの結果、ご要望いただいたものとして、循環器以外でもご要望の多いものに関してはやっていく方針としました。具体的に、下記、循環器以外で対応しているものを具体的に挙げました。確定診断、鑑別診断、専門的な治療、最先端の治療等、専門的な診療はそれぞれの専門科を受診ください。受付または医師の判断でご紹介となることもありますが、予めご了承ください。

・高尿酸血症、痛風

・肝機能障害(専門的な診療は消化器内科を受診ください。)

・慢性胃炎や逆流性食道炎の継続処方(専門的な診療は消化器内科を受診ください。)

・慢性便秘や整腸薬等の継続処方(専門的な診療は消化器内科を受診ください。)

・過敏性腸症候群(過敏性腸症候群専門外来あり)

・一型糖尿病の臨時処方または継続処方(糖尿病専門外来あり)

・甲状腺疾患の継続処方(専門的な診療は内分泌内科等を受診ください。)

・気管支喘息の長期管理薬の継続処方(専門的な診療は呼吸器内科を受診ください。)

・通年性または季節性アレルギーの継続処方(専門的な診療はアレルギー科を受診ください。)

・検診異常の再検査、専門医紹介の相談、他、

【アンケート】お茶の水循環器科にやってほしいこと→https://goo.gl/thCnVu

お茶の水循環器科にやってほしいこと、アンケートを実施中です。出来ること、出来ないこと、ありますが、可能な限りご要望を反映して行きたいと考えています。ぜひご要望をお聞かせいただけますと嬉しいです。

【当院で対応していないもの】

下記に当院で対応していないものをまとめました。来院の前に必ずご確認ください。またご来院いただいても、原則的に適切な診療科のご紹介となることを予めご了承ください。下記に具体的にまとめましたので、医療機関探しの際にはご参考ください。

・発熱、インフルエンザ疑い等→一般内科

・喉の痛み、鼻づまり、耳の痛み等→耳鼻咽喉科

・咳、痰等→呼吸器内科

・吐気、下痢、腹痛等→消化器内科

・不眠、不安等→心療内科

・小児→小児科

・皮膚→皮膚科

・循環器とは無関係な健康相談等→総合診療科

都内の医療機関探しは、東京都医療機関案内ひまわり(☎ 03-5272-0303)をご活用ください。随時紹介状の発行も行っていますのでお気軽にご相談ください。当院は循環器専門の医療機関です。ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。


 

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