甲状腺機能亢進症と甲状腺機能低下症の症状の特徴をまとめました。甲状腺ホルモンは、ざっくり言うと、全身の活発さを調整しているホルモンで、甲状腺機能の低下症では元気がなくなり、亢進症では必要以上に元気になり過ぎます。それぞれ確立された治療法があります。お茶の水内科で検査をしていると、しばしば甲状腺機能の異常が見付かります。いずれも、特別に決め手となる症状の特徴がないため、今まで不調を訴えて受診しても見逃されていたり、そもそも病気の症状だと思っていなくて、甲状腺機能をチェックしたことがないという方が多いです。実際、お茶の水内科では、動悸やコレステロール値異常、体重の変化等の症状がきっかけで甲状腺の病気が見付かった例もあります。全て甲状腺機能異常が原因とは限りませんが、上記症状がずっと続く場合は一度甲状腺機能をチェックすることをお奨めします。受付または診察室にて主治医にご相談ください。