2015/12/20お茶の水内科オンラインをリリースしました。

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お茶の水内科は、2015年12月20日、かかりつけ患者さんを対象にオンライン診療を開始しました。オンラインで診察の受付、診療、処方、配送までを行うサービスです。

高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、抗血小板薬や抗凝固薬などの心筋梗塞や脳梗塞の二次予防のお薬は、治療を継続することが何より大切で、薬が切れてしまうと再発や重症化など重篤なリスクがあります。しかしながら、現実的にはなかなか定期的な通院が難しく、治療継続が途切れてしまうという例が少なくありません。高血圧症で定期的な通院が継続出来るいる患者さんは高血圧症患者全体の4分の1程度しかいないという報告もあります。

日本でも2015年8月10日以降、遠隔診療の適応範囲が規制緩和されたことを受けて、臨床的に安全性と有効性に問題がないと考えられる範囲内から遠隔診療サービスを開始しました。まずは、お茶の水内科に通院中のかかりつけの患者さんを対象に、病状が年単位で極めて安定してあり遠隔診療でも安全である臨床的に主治医が判断し、直接主治医と遠隔診療について詳しい説明と同意が既に済んでいる患者さんに限定するものとします。具体的には高血圧症、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症、心筋梗塞後の抗血小板療法、脳梗塞後の抗血小板や抗凝固療法、その他安定している慢性疾患などが対象となる可能性があります。いずれも年単位で病状が極めて安定していることが必要条件ですので、個別に主治医とご相談ください。

今後、安全性と有効性を慎重に検討していきつつ、将来的には定期便のようにさらに治療継続の達成をサポート出来るようなサービスに出来ないか構想しています。予防に勝る治療なし、医療をもっと便利で身近に、お茶の水内科オンラインを通じて少しでもよりよい世の中に変えていこうと思っています。

お茶の水内科院長五十嵐健佑

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