2020/5/11、リアルタイムの症状の自己申告でCOVID-19を予測可能か調べたイギリスの研究「Real-time tracking of self-reported symptoms to predict potential COVID-19」の結果をまとめました。スマートフォンアプリケーションにて2618862例の参加者が、COVID-19の可能性のある症状を報告しました。18401例はSARS-CoV-2の検査を受けました。嗅覚、味覚低下の症状を報告した参加者は検査陽性(65.03%、7178例のうち4668例)で、嗅覚、味覚低下がない場合(21.71%、11223例のうち2436例)と比べて、高い頻度(OR 6.74 95%CI 6.31–7.21)を認めました。症状と感染確率の予測を組み合わせからモデルを作成しました。症状報告805753例のうち、140312例(17.42%)はCOVID-19の可能性を予測されました。
https://www.nature.com/articles/s41591-020-0916-2
やけに有病率が高いという印象ですが、2020年3月、アウトブレイクのピークの時期のイギリスとアメリカのデータとのことです。そう言えば、なぜ各国でここまで流行拡大、重症化率、死亡率が違うのかはよくわかっていません。
2020/5/11、リアルタイムの症状の自己申告でCOVID-19を予測可能か調べたイギリスの研究「Real-time tracking of self-reported symptoms to predict potential COVID-19」の結果をまとめました。