2020/9/10、COVID-19の臨床的特徴に関する日本の研究「Clinical characteristics of 345 patients with coronavirus disease 2019 in Japan: A multicenter retrospective study」の要旨をまとめました。

2020/9/10、COVID-19の臨床的特徴に関する日本の研究「Clinical characteristics of 345 patients with coronavirus disease 2019 in Japan: A multicenter retrospective study」の要旨をまとめました。COVID-19の重症化危険因子として、高齢、喫煙者、心血管疾患、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患等は既に知られています。日本国内、慶應義塾大学病院および関連病院14施設、COVID-19症例345例を解析した結果、死亡率に関連する危険因子として、年齢、慢性腎臓病等に加えて、今回、高尿酸血症が初めて指摘されました。詳しくは論文をご覧ください。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32920063
高尿酸血症がCOVID-19の重症化危険因子として報告されたのはおそらく今回が初めてです。炎症性サイトカインに関連するのではないかと考察されていますが、詳しい作用機序はよくわかっていません。また高尿酸血症の程度、尿酸低下薬の影響の有無はわかっていません。新しい報告が分かり次第お知らせします。メディカルトリビューンでも記事になっていました。
https://medical-tribune.co.jp/news/2020/0925531853


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