2020/10/13、インフルエンザワクチンはCOVID-19の心血管合併症、死亡率を減らすか調べた研究「Influenza Vaccination to Reduce Cardiovascular Morbidity and Mortality in Patients With COVID-19: JACC State-of-the-Art Review」の要旨をまとめました。

2020/10/13、インフルエンザワクチンはCOVID-19の心血管合併症、死亡率を減らすか調べた研究「Influenza Vaccination to Reduce Cardiovascular Morbidity and Mortality in Patients With COVID-19: JACC State-of-the-Art Review」の要旨をまとめました。ウイルス性呼吸器感染症は心血管疾患の危険因子です。また、心血管疾患の存在は、罹患率、死亡率、入院適応率の上昇等の呼吸器感染症の合併症リスク増加と関連しています。全世界で、現在のCOVID-19流行において、季節性インフルエンザ肺炎は観察されています。心血管疾患は呼吸器ウイルスワクチンの重要なターゲット集団であり、インフルエンザワクチンの心血管保護の可能性について、インフルエンザワクチンと心血管転帰との関係について現在進行中の3つの大規模臨床試験があります。国際試験は、COVID-19の一次予防、二次予防としての研究に再構成、位置付けを変えようとしています。インフルエンザとCOVID-19感染、急性心血管事象との関係の機序を明らかにし、インフルエンザワクチンの心血管保護作用のデータを要約、現在進行中のインフルエンザワクチンと心血管転帰試験を解説、COVID-19に対して適正に学べることを強調しました。詳しくは論文をご覧ください。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33032740
インフルエンザワクチンがCOVID-19、心血管転帰に保護的な効果があるかどうか評価する臨床試験が進行中とのことです。


PAGETOP