2021/1/21、第2世代の薬剤溶出性ステントによる経皮的冠動脈形成術後、短期の抗血小板薬2剤併用療法後のP2Y12阻害薬単剤療法と長期の抗血小板薬2剤併用療法を比較した系統レビュー、メタ解析「Short dual antiplatelet therapy followed by P2Y12 inhibitor monotherapy vs. prolonged dual antiplatelet therapy after percutaneous coronary intervention with second-generation drug-eluting stents: a systematic review and meta-analysis of randomized clinical trials」の結果が発表されました。
https://academic.oup.com/eurheartj/article/42/4/308/6025040
第2世代薬剤溶出性ステント留置後、1-3ヶ月間の抗血小板薬2剤併用療法後、P2Y12阻害薬による抗血小板薬単剤療法は、長期の抗血小板薬2剤併用療法と比べて、大出血減少、ステント血栓症、全死亡、心筋梗塞、脳卒中は同等でした。P2Y12阻害薬の抗血小板薬単剤療法はアスピリンの抗血小板薬単剤療法より好ましいかどうかはさらなる研究が必要であるとまとめています。