2021/3/11-4/12、福岡及びオンラインにて「STROKE 2021」(第46回日本脳卒中学会学術集会、第50回日本脳卒中の外科学会学術集会、第37回スパズム・シンポジウム)にて、日本人、非弁膜症性心房細動、後期高齢者を対象とした前向き観察研究「ANAFIE Registry」のサブ解析の結果が発表されました。非弁膜症性心房細動、75歳以上、2年間追跡、32275例、脳卒中既往群7303例、非既往群24972例を対象、既往群は非既往群と比べて、CHADS2スコア高値、HAS-BLEDスコア高値、抗凝固薬投与率が有意に高値でした。経口抗凝固薬(OAC)の投与率は92.4%で、ワルファリン25.5%、アピキサバン24.9%、リバーロキサバン19.8%、エドキサバン14.8%、ダビガトラン7.3%でした。既往群は非既往群と比べて、脳卒中、全身性塞栓症、虚血性脳卒中、出血性脳卒中、大出血、頭蓋内出血、全死亡が有意に高値でした。脳卒中既往群では直接経口抗凝固薬はワルファリンと比べて大出血、頭蓋内出血が有意に低値でした。メディカルトリビューンにて記事になっていました。
https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0326535758
日本人の非弁膜症性心房細動の大規模レジストリです。抗凝固薬の投与率の高さに驚くのと、やはり脳卒中既往例においては直接経口抗凝固薬のほうが安全性が高いという報告です。
2021/3/11-4/12、福岡及びオンラインにて「STROKE 2021」(第46回日本脳卒中学会学術集会、第50回日本脳卒中の外科学会学術集会、第37回スパズム・シンポジウム)にて、日本人、非弁膜症性心房細動、後期高齢者を対象とした前向き観察研究「ANAFIE Registry」のサブ解析の結果が発表されました。