2021/5/7、昇降トレッドミル運動負荷試験中の布製フェイスマスク着用がパフォーマンス、身体反応、心理反応に与える影響について調べた研究「Effects of wearing a cloth face mask on performance, physiological and perceptual responses during a graded treadmill running exercise test」の結果が発表されました。布製フェイスマスクは運動時間14%減少、最大酸素摂取量29%減少、不快感の知覚と関連を認めました。マスクなしと比べて、布製フェイスマスク着用は高強度身体活動時の息切れ、閉塞感の増加と関連してました。コーチ、トレーナー、アスリートは、布製フェイスマスク着用時は、運動の頻度、強度、種類の調整を考慮する必要があります。
https://bjsm.bmj.com/content/early/2021/03/05/bjsports-2020-103758
布マスクは運動のパフォーマンスを低下させるという論文です。特に狭心症がある方は布マスク着用しながらの心臓へ負荷を掛ける運動は避けたほうが安全でしょう。