2021/5/1、心血管疾患の一次予防、二次予防のための血圧値の段階別の薬物的血圧降下について調べた研究「Pharmacological blood pressure lowering for primary and secondary prevention of cardiovascular disease across different levels of blood pressure: an individual participant-level data meta-analysis」の結果が発表されました。

2021/5/1、心血管疾患の一次予防、二次予防のための血圧値の段階別の薬物的血圧降下について調べた研究「Pharmacological blood pressure lowering for primary and secondary prevention of cardiovascular disease across different levels of blood pressure: an individual participant-level data meta-analysis」の結果が発表されました。大規模無作為化試験の解析の結果、収縮期血圧5mmHgの低下は、心血管疾患の既往の有無に関わらず、血圧正常か血圧正常高値かによらず、主要心血管事象リスクを約10%減少しました。本結果は血圧値が治療が考慮されない程度であっても、薬物的血圧降下は主要心血管疾患の一次予防、二次予防に有効であることを示唆しています。医療従事者は血圧降下療法の適応について、血圧低下そのものよりも心血管疾患の減少の重要性について話し合うべきであると論文ではまとめています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33933205
正常血圧の場合でさえも、血圧5mgの低下は心血管疾患10%のリスク減少につながるとの報告です。
https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0511536317

PAGETOP