2021/6/25-6/29、オンラインで開催された「第81回米国糖尿病学会学術集会(ADA2021)」にて、GLP-1受容体作動薬、efpeglenatideの心血管疾患への有効性、安全性を検証した「AMPLITUDE O」試験の結果が発表されました。

2021/6/25-6/29、オンラインで開催された「第81回米国糖尿病学会学術集会(ADA2021)」にて、GLP-1受容体作動薬、efpeglenatideの心血管疾患への有効性、安全性を検証した「AMPLITUDE O」試験の結果が発表されました。2型糖尿病、HbA1c 7.0%超、心血管疾患既往または心血管危険因子4076例を対象、心血管死亡、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中の初回発生の主要評価項目は、efpeglenatide群2717例中189例(7.0%、3.9件/100人・年)、プラセボ群1359例中125例(9.2%、5.3件/100人・年)、27%抑制の有意差(HR 0.73、95%CI 0.58-0.92)を認めました。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t353/202107/570914.html

GLP-1受容体作動薬には、exendin-4由来製剤とヒトGLP-1由来製剤の2種類があり、心血管疾患抑制に差があるのではないかと議論がありましたが、efpeglenatideはexendin-4由来製剤であり、ヒトGLP-1由来製剤と同様に心血管疾患抑制を認めたことから、GLP-1受容体作動薬のクラス効果である可能性が示唆されました。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2108269
後ほど論文も和訳します。

PAGETOP