2021/8/4、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会・薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会合同会議にて新型コロナウイルスワクチン接種後副反応について報告されました。

2021/8/4、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会・薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会合同会議にて新型コロナウイルスワクチン接種後副反応について報告されました。2021/7/25まで、ファイザー製1回目接種4356万回、2回目接種3057万回、モデルナ製1回目接種269万回、2回目接種90万回を集計、100万回接種当たりブライトン分類でアナフィラキシーと判定された例はファイザー製5件、モデルナ製2.2件、心筋炎0.6件、心膜炎0.8件でした。ワクチン接種後の死亡例は、ファイザー製828件、65歳以上94%、死因は心不全10.2%、虚血性心疾患9.8%、肺炎8.8%、出血性脳卒中8.0%、大動脈疾患5.2%でした。モデルナ製6件、出血性脳卒中2例、肺炎1例、敗血症1例、大動脈疾患1例、虚血性心疾患1例でした。ワクチン接種後の心筋炎・心膜炎疑いは、ファイザー製43例(100万回接種当たり0.6件)、モデルナ製3例(100万回接種当たり0.8件)でした。ワクチン接種後の心筋炎・心膜炎46例の転帰は、回復9例、軽快21例、未回復7例、死亡6例、不明3例でした。
https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0806537891
ワクチン接種後の心筋炎、心膜炎の頻度が少ないもののあるとの報告です。また、ワクチン接種後の死亡例の94%は65歳以上とのことですが、頻度が高いものは、心不全、虚血性心疾患、大動脈疾患、脳卒中とのことで、ワクチン接種前に不安がある方は心血管、脳血管をチェックしておくと安心なのではと思います。

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