お茶の水内科へ新しくかかりつけで受診される方へ

お茶の水内科へ新しくかかりつけで受診される方へ

転勤や転居、近隣の医療機関の閉院等に伴って新しくかかりつけ医をお探しの方が増えています。当院は基本的に標準的な医療指針にもとづいて標準的な医療を提供していますが、いくつかお茶の水内科の診療指針をご紹介しておきます。

・病状の経過がわかるものをお持ちください。診療情報提供書(紹介状)があればベターですが、もらいにくい場合やもらえなかった場合でも、病状の経過が把握出来ればOKです。お薬手帳、検診や人間ドックの結果などがあれば助かります。「白い丸い錠」「白い粉薬」などは、大半の薬が白くて錠剤か粉かですので、医師や薬剤師であっても病状の経過を正確に把握することが極めて困難です。せめてお薬の実物、スマホの写真でも構いませんので、内容のわかるものをお持ちください。

・急性疾患は早期に確実に、慢性疾患は必要十分に治療しています。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、心房細動、狭心症、慢性心不全、気管支喘息、など長期に付き合っていかなくてはならない疾患に対しては、本当に必要な薬以外は極力なくし、治療継続に当たって出来るだけ負担のないように心掛けています。一方で、急性疾患に関しては早期に確実に治るように、なるべく何度も通院が必要になったりしないように、必要に応じて早期にしっかりと検査、確実に治療していく場合が多いです。

・処方期間に当たっては、5日、1週間、10日、2週間、3週間、4週間、1ヶ月、1ヶ月半、2ヶ月、3ヶ月の単位で病状に合わせて処方しています。生活習慣病で病状が十分に安定していることが確認出来れば、処方箋の日数上限の3ヶ月、90日分としています。

・検査の頻度は、1ヶ月、1ヶ月半、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、6ヶ月、1年、2年、3年、5年の単位で病状に合わせて行います。具体的には、例えば、糖尿病で血糖が安定していないうちは1ヶ月ごと、血糖が安定して来ていることが確認出来れば、3ヵ月に一回、半年に一回などで経過を診ています。

・保険証は毎月確認しています。保険証が変わっていても変わっていなくても、そのことを確認するために保険証を確認しています。保険証が確認出来ない場合、当日10割お預かり、後日精算となります。

・当院は大人を対象とした内科、循環器内科です。小児、妊娠中、授乳中の場合はそれぞれ専門科の受診をお願いしています。

・当院には内視鏡、便検査、点滴、入院設備がありません。ご希望の場合は対応設備のある医療機関を受診ください。

・代理受診は禁止されています。しばしば子供の分の薬もほしい、奥様、旦那様の分の薬も出してほしいと要望されることがありますが、そのような対応をしている医療機関が世の中にはあるようですが、無診療処方と言って医師法違反です。

・睡眠薬や抗不安薬の多くは30日までの制限があります。倍量処方はしていません。一日量を二倍の量で処方箋を発行して、実質的に二ヶ月分などの薬を処方している医療機関があるようですが、不適切な処方です。また、精神科、心療内科がメインの患者さんは精神科、心療内科への受診をお願いしています。

・専門医との速やかな連携を心掛けています。お茶の水は幸い多くの大学病院、総合病院があり、専門的な検査、専門的な治療が必要であると判断した場合には速やかに適切な連携の体制を取っています。また内科医でも対応は一応可能であっても専門医が診たほうがより患者さんにとって望ましいと考えられる場合には受付にて適切な診療科をご案内をしています。

その他、わからないことがあればお気軽に受付または主治医までご相談ください。今後ともお茶の水内科をどうぞよろしくお願いいたします。

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