2021/8/29、脳卒中予防のための埋込み型ループレコーダーの心房細動検出について調べた研究「Implantable loop recorder detection of atrial fibrillation to prevent stroke (The LOOP Study): a randomised controlled trial」の結果が発表されました。脳卒中危険因子、埋込み型ループレコーダースクリーニングは心房細動の検出、抗凝固療法の開始が3倍増加しましたが、脳卒中、全身性動脈塞栓症のリスクの有意な減少を認めませんでした。本初見から、心房細動の全例スクリーニング、スクリーニングで検出された心房細動に対し全例抗凝固療法を実施することのメリットに疑問を投げかけるものです。
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)01698-6/fulltext
心房細動の検出のために埋込み型ループレコーダーを実施しても、心房細動の検出は高まったが、脳卒中、全身性塞栓症の減少にはつながらなかったとの報告です。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/lancet/202109/571901.html