2021/8/30、高齢者、高血圧に対して、厳格な血圧管理について調べた試験「Trial of Intensive Blood-Pressure Control in Older Patients with Hypertension」の結果が発表されました。

2021/8/30、高齢者、高血圧に対して、厳格な血圧管理について調べた試験「Trial of Intensive Blood-Pressure Control in Older Patients with Hypertension」の結果が発表されました。高血圧、収縮期血圧110から130mmHgの厳格な治療は、目標130から150mmHgの従来治療と比較して、心血管事象の低い発生率と関連を認めました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34491661
「STEP」試験の結果です。中国、60歳から80歳、8511例を対象、急性心筋梗塞、急性冠症候群、心不全、脳卒中、心房細動、冠動脈血行再建術、心血管死の複合の主要評価項目は、血圧目標値110-130群は、血圧目標値130-150群と比較して、26%有意に減少(HR 0.74、95%CI 0.60~0.92、P=0.007)を認めたとの報告です。アジア人においても、至適血圧の目標として110-130を目指すのが良いとのエビデンスです。メディカルトリビューンでも記事になっていました。
https://medical-tribune.co.jp/rensai/2021/0915538471

PAGETOP