2021/9/17、米子及びオンラインで開催された「第69回日本心臓病学会学術集会」にて、降圧薬と大腸直腸癌の関連について調べた研究の結果が発表されました。

日本、2005年から2018年、「JMDC Claims Database」から成人2220112例を対象、平均年齢44歳、男性58.4%、1112⽇の観察期間中に、大腸直腸癌6899例(0.3%)発症、血圧との関連を解析した結果、大腸直腸癌のハザード比は血圧正常群と比べて、正常高値群0.93(95%CI 0.85-1.01)、ステージ1高血圧群1.07(0.99-1.15)、ステージ2高血圧群1.17(1.08-1.28)でした。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/202109/572025.html
高血圧が直接大腸癌のリスクというよりは、何か交絡因子、関連因子がありそうですが、健診レセプトデータのビックデータ解析から予想外の関連が発見出来るのは興味深いです。

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