2021/9/27-10/1、オンラインで開催された「第57回ヨーロッパ糖尿病学会」にて、2型糖尿病と認知症発症リスクの危険因子の関係を調べた研究の結果が発表されました。

2021/9/27-10/1、オンラインで開催された「第57回ヨーロッパ糖尿病学会」にて、2型糖尿病と認知症発症リスクの危険因子の関係を調べた研究の結果が発表されました。イギリス、2006-2010年、40歳から69歳、2型糖尿病群10663例、対照群7万7193例、平均年齢57.1歳、女性49.4%、87856例を対象、2018年まで追跡、結果、2型糖尿病は対照群と比較して認知症発症リスク88%増加(HR 1.88、95%CI 1.55-2.27)を認めました。目標範囲内にある危険因子数が多いほど認知症リスクは低下を認めました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34588209
目標範囲内にある7つの危険因子とは、非喫煙、HbA1c 7%未満、血圧130/90mmHg未満、BMI 20-25、アルブミン尿陰性、運動150分以上/週、AHA「Healthy Diet Score」に基づく健康的な食生活の7項目です。糖尿病があると認知症の発症リスクは高いが、生活習慣関連の7項目の見直しによって修正が可能であるという報告です。
https://medical-tribune.co.jp/news/2021/1004538995

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