イギリスバイオバンクコホートから、喫煙とCOVID-19転帰の関係について調べた観察研究「Smoking and COVID-19 outcomes: an observational and Mendelian randomisation study using the UK Biobank cohort」の結果が発表されました。 確定感染1649例、COVID-19関連入院968例、COVID-19関連死亡444例を解析、非喫煙者と比較して、現在の喫煙者は入院リスク80%増加(OR 1.80, 95% CI 1.26 to 2.29)、死亡リスクは1日喫煙本数1-9本で2.14倍(95% CI 0.87 to 5.24)、10–19本で5.91倍(95% CI 3.66 to 9.54)、20本以上で6.11倍(95% CI 3.59 to 10.42)と増加を認めました。
https://thorax.bmj.com/content/early/2021/09/12/thoraxjnl-2021-217080.long
喫煙はCOVID-19の重症化を減らすという説は否定的で、喫煙によって死亡リスクは2倍から6倍になるとのイギリスからの報告です。
イギリスバイオバンクコホートから、喫煙とCOVID-19転帰の関係について調べた観察研究「Smoking and COVID-19 outcomes: an observational and Mendelian randomisation study using the UK Biobank cohort」の結果が発表されました。