抗菌薬の適正使用についてわかりやすい表がありましたのでご紹介します。CDC(Centers for Disease Control and Prevention、米国疾病予防管理センター)作成の抗菌薬適正使用のポスターを日本語訳したものです。抗菌薬は細菌を倒すものであり、風邪やインフルエンザ等のウイルス性の感染症には無効であることは、お茶の水内科にいらっしゃる患者さんは理解しておられる方がほとんどで、当院としても大変助かっています。ただ残念ながら、まだ「風邪なので抗菌薬を処方してほしい」という患者さんがごく少数おり、大事なことなので何度でもお伝えしています。抗菌薬は風邪に効きません。また、風邪の悪化を予防する効果、二次感染を予防する効果も証明されていません。そもそも予防的な処方は原則的に保険適応外になります。以前に詳しくまとめたものがありますので、ご参考ください。
・抗菌薬の適正使用→http://ochanai.com/antibacterialdrugs
CDCのウェブサイト、日本国内で抗菌薬の適正使用に取り組む有志の医師のサイトもご覧ください。
→https://www.cdc.gov/drugresistance
→https://antibioticawarenessjp.jimdo.com
お茶の水内科は抗菌薬の適正使用を守って診療しています。お茶の水内科受診の際には抗菌薬の適正使用についてどうかご理解の上ご受診ください。