2024/7/3、セマグルチド処方、非動脈炎性虚血性視神経症リスクについて調べた研究「Risk of Nonarteritic Anterior Ischemic Optic Neuropathy in Patients Prescribed Semaglutide」の結果が発表されました。

2024/7/3、セマグルチド処方、非動脈炎性虚血性視神経症リスクについて調べた研究「Risk of Nonarteritic Anterior Ischemic Optic Neuropathy in Patients Prescribed Semaglutide」の結果が発表されました。
https://jamanetwork.com/journals/jamaophthalmology/article-abstract/2820255
2017/12/1から2023/11/30、レジストリデータ、非動脈炎性虚血性視神経症(nonarteritic anterior ischemic optic neuropathy: NAION)の既往のない16827例を対象に解析、後ろ向きマッチングコホート研究、2型糖尿病710例(セマグルチド群194例、非GLP-1RA糖尿病治療薬群516例、年齢中央値59歳、女性52%)、非動脈炎性虚血性視神経症イベントの発生はセマグルチド群17件、非GLP-1RA糖尿病治療薬群6件、36ヶ月間の非動脈炎性虚血性視神経症イベントの累積発生率はセマグルチド群8.9%(95% CI、4.5%~13.1%)、非GLP-1RA群1.8%(95% CI、0%~3.5%)、有意差(HR 4.28、95% CI、1.62~11.29、P  < .001)を認めました。
過体重または肥満979例(セマグルチド361例、非GLP-1RA減量薬618例、年齢中央値47歳、女性72%)、非動脈炎性虚血性視神経症イベントの発生はセマグルチド群20件、非GLP-1RA群3件、36ヶ月間の非動脈炎性虚血性視神経症イベントの累積発生率はセマグルチド群6.7%(95% CI、3.6%-9.7%)、非GLP-1RA群0.8%(95% CI、0%-1.8%)、有意差(HR 7.64、95% CI、2.21-26.36、P  < .001)を認めました。
https://jp.reuters.com/business/VGUHY2GKRNMW7OAG4T6M5B53TM-2024-07-04/
ロイターの記事にもなっていました。後ろ向きコホート研究のため、因果関係が確定した訳ではありませんが、やや奨めにくい薬になってしまった印象です。追加の研究を待つ必要があります。

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