2020/8/26、新しい腎性貧血治療薬「バフセオ」(バダデュスタット)、「ダーブロック」(ダプロデュスタット)が発売されました。

2020/8/26、新しい腎性貧血治療薬「バフセオ」(バダデュスタット)、「ダーブロック」(ダプロデュスタット)が発売されました。腎性貧血治療薬は以前は注射薬しかありませんが、低酸素誘導因子プロリン水酸化酵素阻害薬(HIF-PH阻害薬)は経口薬です。2019/9/20に「エベレンゾ」(ロキサデュスタット)が発売されましたが、適応は「透析施行中の腎性貧血」で、透析導入前に使用可能な経口の腎性貧血治療薬はありませんでした。今回の「バフセオ」(バダデュスタット)、「ダーブロック」(ダプロデュスタット)の適応は「腎性貧血」で、透析導入前、保存期慢性腎臓病においても使用可能となりました。腎性貧血は貧血の自覚症状に加えて、慢性腎臓病進行、心不全等のリスク因子です。お茶の水循環器内科でも適応があれば治療選択肢として紹介します。日経メディカルでも記事になっていました。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/202009/567260.html
新薬は発売から1年間は14日間までの処方制限のルールがあります。長期処方解禁は2021年9月前後の予定です。


PAGETOP