2021/4/1、COVID-19入院例におけるアスピリン投与と機械換気、集中治療室入院、院内死亡率の関係について調べた研究「Aspirin Use Is Associated With Decreased Mechanical Ventilation, Intensive Care Unit Admission, and In-Hospital Mortality in Hospitalized Patients With Coronavirus Disease 2019」の結果が発表されました。8項目の交絡因子調整後、アスピリン投与は機械換気(adjusted HR, 0.56, 95% confidence interval [CI], 0.37-0.85, P = .007)、集中治療室入院(adjusted HR, 0.57, 95% CI, 0.38-0.85, P = .005)、院内死亡率(adjusted HR, 0.53, 95% CI, 0.31-0.90, P = .02)のリスク低下と関連を認めました。大出血(P = .69)、血栓症(P = .82)においてはアスピリン投与とアスピリン非投与との間に差を認めませんでした。アスピリン投与はCOVID-19入院例の転帰改善と関連している可能性があります。しかしながら、アスピリン投与とCOVID-19の肺損傷、死亡率の低下と因果関係があるかどうかを評価するためには、十分な規模の無作為化臨床試験が必要です。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33093359
アスピリン投与は投与なしと比べて、人工呼吸44%減少、集中治療室入院43%減少、院内死亡率47%減少していたとの報告です。アスピリン、すごいですね。
2021/4/1、COVID-19入院例におけるアスピリン投与と機械換気、集中治療室入院、院内死亡率の関係について調べた研究「Aspirin Use Is Associated With Decreased Mechanical Ventilation, Intensive Care Unit Admission, and In-Hospital Mortality in Hospitalized Patients With Coronavirus Disease 2019」の結果が発表されました。