2021/4/17-5/16、アーツ千代田3331にて特別企画展「疫病・たいさ〜ん!江戸の人々は病いとどう向き合ったか」の開催中です。感染症がたびたび蔓延した江戸時代に着目、江戸庶民と神仏の関係や祭に込めた願い、魔除けの赤を用いた疱瘡絵や麻疹絵、麻疹と戦う麦殿大明神の登場など、「疫病退散の願い」をテーマにした展覧会とのことです。
https://kanda.3331.jp/2021
江戸時代はワクチンもなければ、感染症の原因の微生物の特定、特異的治療が確立しておらず、加持祈祷、栄養、安静、隔離くらいしか感染症治療がありませんでした。特に皮膚症状、精神症状が出る病気は忌み嫌われ、差別や迫害の対象になりました。しかし、現在の新型コロナウイルスに対する差別、誹謗中傷、インターネット上の陰謀論、トンデモ情報、報道、突然のアマビエ信仰等、人々の反応を見ていると人間というのはあまり進化していないと感じます。江戸時代との大きな違いはワクチン技術の確立です。ワクチンが行き渡り、一日も早い終息を願っています。
2021/4/17-5/16、アーツ千代田3331にて特別企画展「疫病・たいさ〜ん!江戸の人々は病いとどう向き合ったか」の開催中です。