2021/8/25、BNT162b2 mRNA COVID-19ワクチンの安全性について調べたアメリカの研究「Safety of the BNT162b2 mRNA Covid-19 Vaccine in a Nationwide Setting」の結果が発表されました。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2110475
全国大規模ワクチン接種の研究において、BNT162b2ワクチンは有害事象のリスク上昇と関連を認めませんでした。ワクチンは心筋炎の超過リスク10万例中1から5例と関連を認めました。重大有害事象、他の重大有害事象の潜在的リスクはSARS-CoV-2感染後に上昇を認めました。
https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0830538184
心筋炎、心膜炎、心筋梗塞、血栓症等の発生率を新型コロナワクチン接種後と感染後で比較した結果、感染後のほうが多かったとの報告です。ワクチン後の副反応を心配するよりも、感染してしまった場合の合併症を心配したほうが良いというメッセージです。