2021/8/27-8/30、オンラインで開催された「ヨーロッパ心臓病学会会議」にて、ARB、Ca拮抗薬、利尿薬、β遮断薬の4種類の降圧薬、1/4量ずつ配合剤「quadpill」の有効性、安全性について調べた研究「QUARTET」の結果が発表されました。オーストラリア、18歳以上、高血圧519例を対象に、標準用量の1/4量の降圧薬4種類(イルベサルタン37.5mg、アムロジピン1.25mg、インダパミド0.625mg、ビソプロロール2.5mg)の配合剤「quadpill」(quadruple ultra-low-dose treatment for hypertension)投与群300例、イルベサルタン150mg投与群291例、適宜アムロジピン5mg追加は調整可、12週間後の自動血圧計によって測定された収縮期血圧の群間差は6.9mmHgの有意差(95%CI -4.9--8.9mmHg、P<0.001)を認めました。治療中止率は「quadpill」群4.0%、イルベサルタン群2.4%で有意差なし(P=0.27)でした。52週追跡後の収縮期血圧の群間差7.7mmHg低下(95%CI -5.2--10.3mmHg)を認めました。
https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0910538399
「quadpill」 の第III相無作為化二重盲検対照試験「QUARTET」の結果です。ARB、Ca拮抗薬、利尿薬、β遮断薬の4種類、1/4量づつの配合剤は血圧管理良好だったとの報告です。面白い発想ですね。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34469767
2021/8/27-8/30、オンラインで開催された「ヨーロッパ心臓病学会会議」にて、ARB、Ca拮抗薬、利尿薬、β遮断薬の4種類の降圧薬、1/4量ずつ配合剤「quadpill」の有効性、安全性について調べた研究「QUARTET」の結果が発表されました。