2021/6/22、心不全、スタチン投与とがんリスク、関連死亡率の関係について調べた研究「Statin associated lower cancer risk and related mortality in patients with heart failure」の結果が発表されました。スタチン投与は、投与なしと比較して、がんリスク16%減少(multivariable adjusted subdistribution hazard ratio (SHR) = 0.84; 95% confidence interval (CI), 0.80–0.89)と関連を認めました。がんリスクの逆相関関係は投与期間に依存していました。3ヶ月以上2年未満の短期間の投与と比較、調整後層別化ハザード比は、2年以上4年未満0.99(95% CI, 0.87–1.13)、4年以上6年未満0.82(95% CI, 0.70–0.97)、6年以上0.78(95% CI, 0.65–0.93)でした。10年がん関連死亡率はスタチン投与群3.8%、非投与群5.2%、絶対リスク差−1.4%(95% CI, −1.6% to −1.2%)、調整後層別化ハザード比0.74(95% CI, 0.67–0.81)でした。
https://academic.oup.com/eurheartj/article/42/32/3049/6307232
スタチン、がんリスクも減るという報告です。
2021/6/22、心不全、スタチン投与とがんリスク、関連死亡率の関係について調べた研究「Statin associated lower cancer risk and related mortality in patients with heart failure」の結果が発表されました。