2022/9/1、「Xenom」社の着衣型心電計測システム「e-skin ECG データレコーダ」を導入しました。
お茶の水循環器内科ではホルター心電図合計5台(24時間用4台、7日間用1台)を常備し、いつでも不整脈の精密検査が実施可能な体制になっています。
このたび、着衣型心電計測システムというのが開発されたため、早速導入をしました。詳しくは下記ページをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000026802.html
機能自体は従来のホルター型心電図と大きく変わりません。違いとしては、ホルター心電図は日常生活の範囲内の汗は問題ないのですが大量の汗には弱く稀に電極が剥がれてしまったり、肌に触れるコード類の多少の違和感があったのですが、「e-skin ECG データレコーダ」は着衣型のため剥がれることがない点、着るだけなのでより違和感の軽減につながる点がメリットです。
また、医療機関から「Xenoma」社へ発注後、「Xenoma」から直接検査キットが届くというフローになっており、検査のためだけに来院、返却のためだけに来院という手間がなくなるため、今までホルター心電図検査のスケジュール調整が難しかった例にも検査が調整可能になる点もメリットです。
一点、検査キットが届くまで3日から5日必要で、その日のうちに検査が出来ないため、昨日、今日と今まさに症状が多く出ている場合には従来のホルター心電図のほうが補足出来る可能性が高いかも知れません。
検査時間は24時間となりますので、1日1回は症状がある頻度の場合に適しています。1日1回症状がない場合には他の手段で症状出現時の心電図記録をトライします。詳しくは下記ページをご覧ください。
https://ochanomizucardiology.com/ecg
いずれにせよ、選択肢が増えるのは良いことです。
検査代はホルター心電図と同じ(保険点数1750点、3割負担の場合自己負担5250円)です。
興味がある方はお気軽に医師または受付スタッフまでご相談ください。
2022/9/1、「Xenom」社の着衣型心電計測システム「e-skin ECG データレコーダ」を導入しました。