混んでるか空いてるか目安表を更新しました。循環器専門にしてから待ち時間の大幅の短縮が実現出来ました。先月まで何でも診るようにしていると、どうしても待ち時間が長くなってしまい、多くの患者さんをお待たせしてしまうようになり、どうにかしなくてはと感じていました。また私としても本当にやりたいことである循環器診療、具体的には、狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患、心房細動を始めとする不整脈高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、慢性心不全などの循環器疾患の診療に十分な時間が割けなく、このままではいけない、なんとかしなくてはいけないと悩んでいたところでした。先日思い切って、循環器科専門と診療方針を変えたことで、最初はどうなるか不安でしたが、今は別の診療所に生まれ変わったように、今までずっとやりたかった循環器診療に、ゆったりと時間を掛けて出来るようになりました。医療機関の待ち時間というのは本当に大事な要素の一つで、医療機関に対する不満や、治療を途中で辞めてしまった理由の一位か二位が待ち時間の長さが原因であるという報告もあります。特に心血管疾患の一次予防、二次予防においては、治療の継続が非常に重要です。今後は、循環器診療のためを第一にクリニック運営を再構築をして参ります。このたび、混んでるか空いてるか目安表を更新しました。土日は混み合う時とそうでもない時と差が大きく、読めないことも多いのですが、ご承知ください。
当院は循環器科です。循環器科とは心臓と血管を専門に診る診療科です。循環器科の診療範囲を具体的にまとめました。
【循環器科の診療範囲】
・心筋梗塞、狭心症、急性冠症候群
・虚血性心疾患、陳旧性心筋梗塞、心筋梗塞後の管理、抗血小板療法
・慢性心不全の管理
・心筋症(拡張型心筋症、肥大型心筋症、拘束型心筋症、他)
・心臓弁膜症(僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、他)
・人工弁置換術後の管理、抗凝固療法
・不整脈(上室期外収縮、心室期外収縮、房室ブロック、心房細動、他)
・心房細動の抗凝固療法、心原性脳塞栓症の予防
・脳血管障害、脳梗塞(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症)、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作
・高血圧症、二次性高血圧症
・脂質異常症、家族性高コレステロール血症
・糖尿病、糖尿病合併症
・慢性腎臓病
・睡眠時無呼吸症候群
・その他、食事指導、運動指導、禁煙外来、など
以上、心臓と血管を専門に診る診療科が循環器科です。脳梗塞や脳出血等の脳血管障害、脳卒中は神経内科や脳神経外科が診ることも多いですが、血管の故障の予防という意味ではやるべきことは循環器科と共通です。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病等の生活習慣病も循環器病のリスク因子という点で循環器科の守備範囲です。心筋梗塞や脳卒中にならないようにする、なってしまっても再発しないようにする、というのが循環器科の仕事です。
【循環器以外で対応しているもの】
循環器以外で対応しているものを具体的に挙げました。確定診断、鑑別診断、専門的な治療、最先端の治療等、専門的な診療はそれぞれの専門科を受診ください。
・高尿酸血症、痛風
・肝機能障害(専門的な診療は消化器内科を受診ください。)
・慢性胃炎や逆流性食道炎の継続処方(専門的な診療は消化器内科を受診ください。)
・慢性便秘や整腸薬等の継続処方(専門的な診療は消化器内科を受診ください。)
・過敏性腸症候群(過敏性腸症候群専門外来あり)
・甲状腺疾患の継続処方(専門的な診療は内分泌内科等を受診ください。)
・一型糖尿病の臨時処方または継続処方(糖尿病専門外来あり)
・気管支喘息の長期管理薬の継続処方(専門的な診療は呼吸器内科を受診ください。)
・通年性または季節性アレルギーの継続処方(専門的な診療はアレルギー科を受診ください。)
・検診異常の再検査、専門医紹介の相談、他、
一方で、当院は「一般内科」ではありません。循環器疾患の患者さんは感染症に掛かってしまうと重症化してしまう恐れがあります。院内感染対策の観点から、発熱や咳等の感染症を疑う症状を認める場合は原則的に一般内科等を受診ください。具体的には、発熱、インフルエンザ、咳等は「一般内科」、扁桃炎や副鼻腔炎等は「耳鼻咽喉科」、長引く咳や痰は「呼吸器内科」、吐気や下痢等は「消化器内科」をご受診ください。都内の医療機関探しは、東京都医療機関案内ひまわり(☎ 03-5272-0303)をご活用ください。随時紹介状の発行も行っていますのでお気軽にご相談ください。ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。