2019/12/1(日)、高度石灰化した冠動脈病変に対してローラーブレーダー使用後のカッティングバルーンによる拡張を行うことの有用性を検討した研究「Effect of cutting balloon after rotational atherectomy in severely calcified coronary artery lesions as assessed by optical coherence tomography」の結果をまとめました。

2019/12/1(日)、高度石灰化した冠動脈病変に対してローラーブレーダー使用後のカッティングバルーンによる拡張を行うことの有用性を検討した研究「Effect of cutting balloon after rotational atherectomy in severely calcified coronary artery lesions as assessed by optical coherence tomography」の結果をまとめました。冠動脈の高度石灰化病変に対して、ローラーブレーダー使用後、ステント留置前に、通常のバルーン拡張を行う群23例、カッティングバルーンによる拡張を行う群17例を比較しました。ステント留置後のOCT所見では、カッティングバルーン群で石灰化フラクチャー(OR 30.0 95%CI 2.7-994.1 p=0.004)、良好なステント拡張(回帰係数7.4 95%CI 0.5-14.3 p=0.04)を認めました。詳しくは論文をご覧ください。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/ccd.28278
カッティングバルーンとは、カミソリのようなブレードが付いているバルーンで、高度の石灰化病変を内側からあえてプラークに切り込みを入れることによって拡張効果は高いバルーンです。

PAGETOP