2020/2/8(土)、2型糖尿病において朝食を抜くことと動脈硬化との関係を調べた日本の研究「Breakfast skipping is associated with persistently increased arterial stiffness in patients with type 2 diabetes」の結果をまとめました。

2020/2/8(土)、2型糖尿病において朝食を抜くことと動脈硬化との関係を調べた日本の研究「Breakfast skipping is associated with persistently increased arterial stiffness in patients with type 2 diabetes」の結果をまとめました。2型糖尿病における生活習慣(lifestyle habits)と動脈硬化(arterial stiffness)を調べるために、心血管疾患の既往のない2型糖尿病734例を対象に、生活習慣について自己問診、上腕足首脈波伝播速度(brachial ankle pulse wave velocity: baPWV)を最初、2年後、5年後に測定、5年間追跡しました。baPWVは有意に増加、多変量解析の結果、年齢、性別、朝食を食べる頻度が少ないこと(low frequency of breakfast intake)は、他の生活習慣とは独立して、BaPWV高値と有意に関係を認めました。動脈硬化を促進する因子(possible atherosclerotic risk factors)で補正後、朝食を抜くことは唯一のbaPWV高値の危険因子でした。朝食を抜くこと(breakfast skipping)は、2型糖尿病において動脈硬化のリスク因子であることがわかりました。詳しくは論文をご覧ください。
https://drc.bmj.com/content/8/1/e001162
朝食を抜くこと以外にも動脈硬化を引き起こす生活習慣はありそうですが、動脈硬化を促進する因子(possible atherosclerotic risk factors)に含まれており、それを補正後に、朝食を抜くことも独立した危険因子として残ったということでしょう。朝食を抜いた分だけ摂取カロリーまたは糖質は少ないはずですが、朝食を抜いたことによる空腹感により昼食と夕食で多くカロリーまたは糖質摂取をしていまう可能性、空腹時と食後のより大きな血糖変動などが関係しているのでしょうか。糖尿病の食事療法はまだエビデンスが明確でないことも多いです。

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