2020/5/15、COVID-19の中等症から重症例に対する未分化ヘパリンによる抗凝固療法について検討した日本の研究「A new challenge of unfractionated heparin anticoagulation treatment for moderate to severe COVID-19 in Japan」の結果をまとめました。

2020/5/15、COVID-19の中等症から重症例に対する未分化ヘパリンによる抗凝固療法について検討した日本の研究「A new challenge of unfractionated heparin anticoagulation treatment for moderate to severe COVID-19 in Japan」の結果をまとめました。過凝固(Hypercoagulation)、抗凝固療法(anticoagulation treatment)はCOVID-19における新しい課題です。日本において中等症から重症のCOVID-19の治療において、未分化ヘパリンによる抗凝固療法のアルゴリズムを策定、COVID-19肺炎で抗凝固療法を行った症例報告を提示しました。様々な治療薬の効果が臨床試験で期待されてはいますが、確定的な治療はまだ確立されていません。未分化ヘパリンによる抗凝固療法はCOVID-19の治療において支持療法となる可能性があると論文ではまとめています。詳しくは論文をご覧ください。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ghm/advpub/0/advpub_2020.01044/_article
2020/5/28現在、COVID-19に対して有効性が証明された治療法は確立していません。重症例では血栓症の合併が多いことが報告されており、抗凝固療法によって血栓塞栓症による死亡リスクは下げることが出来るのではないかという日本の研究です。日経メディカルにも記事になっていました。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202005/565643.html


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