2020/11/13-11/17、オンラインで開催された「アメリカ心臓協会学術集会(AHA 2020)」にて、SGLT1/2阻害薬「sotagliflozin」の臨床試験「SOLOIST-WHF」「SCORED」試験の結果が発表されました。ナトリウムグルコース共輸送体(sodium-glucose co-transporter: SGLT)には、1と2があり、腎臓の近位尿細管にはSGLT2が発現しグルコースの再吸収に関わっており、SGLT1は消化管の腸管上皮に発現しグルコース吸収に関与しています。「sotagliflozin」はSGLT1、2両方の阻害薬です。「SOLOIST-WHF」試験は2型糖尿病、心不全を対象、「SCORED」試験は2型糖尿病、eGFR 25-60の中程度腎機能低下を対象としたの第III相試験です。良好なデータが出ていましたが、Sanofi社、Lexicon社の資金提供打ち切り、COVID-19パンデミック等の影響で早期試験終了となってしまいました。日経メディカルでも記事になっていました。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/202011/567930.html
論文も発表されていました。
「SOLOIST-WHF」試験
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2030183
「SCORED」試験
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2030186
後ほど論文もまとめます。
2020/11/13-11/17、オンラインで開催された「アメリカ心臓協会学術集会(AHA 2020)」にて、SGLT1/2阻害薬「sotagliflozin」の臨床試験「SOLOIST-WHF」「SCORED」試験の結果が発表されました。