2020/11/13-11/17、オンラインで開催された「アメリカ心臓協会学術集会(AHA 2020)」にて、心房細動の早期のカテーテルアブレーションの有用性を調べた「EARLY-AF」試験の結果が発表されました。

2020/11/13-11/17、オンラインで開催された「アメリカ心臓協会学術集会(AHA 2020)」にて、心房細動の早期のカテーテルアブレーションの有用性を調べた「EARLY-AF」試験の結果が発表されました。発作性心房細動の初回治療としてカテーテルアブレーションと薬物療法どちらが良いか?医師主導非盲検無作為化比較試験「EARLY-AF」試験、未治療の発作性心房細動303を対象、冷凍バルーンによるカテーテルアブレーション154例、抗不整脈薬による薬物療法149例、全例に埋込型心電計「Reveal LINQ」の埋込を施行、主要評価項目は介入後91日後から365日後までの、心房頻脈性不整脈の再発(30秒間以上の心房細動、心房粗動、心房頻拍)またはカテーテルアブレーションの施行としました。結果、心房頻脈性不整脈の再発は、アブレーション群154例中66例(42.9%)、薬物治療群149例中101例(67.8%)、有意差(HR 0.48 95%CI 0.35-0.66 P<0.001)を認めました。日経メディカルでも記事になっていました。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/nejm/202012/568091.html
心房細動の初回治療としてカテーテルアブレーションの有効性が示されました。心房細動の治療は何が良いのか決着が着いたと解釈して良いでしょう。詳しくは主治医へご相談ください。
「2020/11/16、心房細動の初回治療としてクライオアブレーションと薬物療法を比較した研究「Cryoablation or Drug Therapy for Initial Treatment of Atrial Fibrillation: EARLY-AF」の要旨をまとめました。」
https://ochanomizunaika.com/21477


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