2020/10/9、心房細動に対して左心耳閉鎖術と薬物療法を比較した研究「Left atrial appendage closure versus medical therapy in patients with atrial fibrillation: the APPLY study」の要旨をまとめました。

2020/10/9、心房細動に対して左心耳閉鎖術と薬物療法を比較した研究「Left atrial appendage closure versus medical therapy in patients with atrial fibrillation: the APPLY study」の要旨をまとめました。「AMPLATZER occluders」による左心耳閉鎖術(Left atrial appendage closure: LAAC)は心房細動の脳卒中予防に使われます。薬物療法と比べた賞味の臨床的有用性は十分に検証されていませんでした。AMPLATZER occludersによる左心耳閉鎖術後の長期臨床転帰は薬物療法と同等かどうか検証するために、AMPLATZER occludersによる左心耳閉鎖術連続500例と、傾向スコアマッチング薬物療法500例を比較しました。有効性の主要評価項目は脳卒中、全身性塞栓症、心血管死、全死亡の複合としました。安全性の主要評価項目は主要手術関連有害事象、大出血としました。賞味の臨床的有用性の評価のため、上記のハザード全てを結合しました。2645人年、追跡中央値2.7年、有効性の主要評価項目は100人年で、左心耳閉鎖術群75/1342(5.6%)、対照群102/1303(7.8%)、有意差(hazard ratio [HR] 0.70, 95% confidence interval [CI]: 0.53-0.95, p=0.026)を認めました。安全性の主要評価項目は100人年で、左心耳閉鎖術群48/1342(3.6%)、対照群60/1303(4.6%)、有意差(HR 0.80, 95% CI: 0.55-1.18, p=0.21)、結合ハザード評価項目は100人年で左心耳閉鎖術群109/1342(8.1%)、対照群142/1303(10.9%)、有意差(HR 0.76, 95% CI: 0.60-0.97, p=0.018)を認めました。左心耳閉鎖術群は全死亡(111/1,342, 8.3% vs 151/1,303, 11.6% per 100 patient-years [HR 0.72, 95% CI: 0.56-0.92, p=0.005)、心血管死亡(54/1,342, 4.0% vs 84/1,303, 6.5% per 100 patient-years [HR 0.64, 95% CI: 0.46-0.89, p=0.007])ともに有意に減少しました。AMPLATZER devicesによる左心耳閉鎖術は薬物療法と比べて、賞味の臨床的有益性に関して有効性において優越性を認め、安全性において同等、全死亡、心血管死亡において有益性を認めました。詳しくは論文をご覧ください。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32583806
左心耳閉鎖デバイス「AMPLATZER」の有効性、安全性について評価した「APPLY」試験の結果です。左心耳閉鎖術も良い選択肢なんではないかという報告です。


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