2021/1/26、体位性起立性頻脈症候群の起立性頻脈、症状に対するコンプッションガーメントの効果について調べた研究「Compression Garment Reduces Orthostatic Tachycardia and Symptoms in Patients With Postural Orthostatic Tachycardia Syndrome」の結果が発表されました。

2021/1/26、体位性起立性頻脈症候群の起立性頻脈、症状に対するコンプッションガーメントの効果について調べた研究「Compression Garment Reduces Orthostatic Tachycardia and Symptoms in Patients With Postural Orthostatic Tachycardia Syndrome」の結果が発表されました。腹部、下半身の圧迫は成人の体位性起立性頻脈症候群においてヘッドアップティルト試験中の心拍数の減少、症状を改善しました。影響は圧迫による心拍出量の改善によるものでした。下半身の完全圧迫が十分に容認可能でない場合には、腹部の圧迫のみでも臨床的に有益かも知れないと論文ではまとめています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33478652
体位性起立性頻脈症候群(POTS)の症状改善において腹部、下半身の圧迫ガーメントが有用であったとの報告です。通常の低血圧症であればメトリジン、リズミック等の交感神経刺激薬で症状改善は難しくないのですが、心拍数増加を起こすことがあるため、頻脈で困っている場合には少々使いにくいのが課題でした。圧迫という原始的なアプローチですが、効果はあるとの報告です。

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