抗菌薬適正使用推進ポスターを作りました。非常にシンプルなものですが、待合室や診察室に何カ所か掲示して当院も抗菌薬の適正使用に少しでも貢献出来ればと思います。pptファイルをアップロード致しましたのでもしよろしければ適宜改変するなどご自由にお使いください。
→antimicrobialstewardship.pptx
抗菌薬(いわゆる抗生物質)の不適切な使用が問題になっています。抗菌薬は細菌性の感染症に対してのみ効果があり、細菌以外の感染症には無効です。例えば、風邪やインフルエンザはウイルス性の感染症であり、抗菌薬が無効です。当院では、医師の診察の結果、細菌性の扁桃炎や細菌性の肺炎など、細菌性の感染症であると医師が診断し、抗菌薬を使っての治療が必要であると医師が判断した場合のみ、必要十分な抗菌薬を必要十分な量、処方しています。細菌性の感染症以外に抗菌薬を処方することは無効であるばかりではなく、地域に耐性菌を生み出し地域の感染症治療を困難にするなど有害ですらあります。抗菌薬の適正使用に何卒ご理解とご協力ください。
さらに詳しくは日本感染症学会等のガイドラインや行政の薬剤耐性対策の取り組みの資料をご覧ください。
「抗菌薬適正使用支援(Antimicrobial Stewardship: AS)プログラム推進のために」抗菌薬の適正使用に向けた8学会提言
→http://www.kansensho.or.jp/guidelines/1604_teigen.html
「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」感染症対策関係閣僚会議
→http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000120769.pdf