2021/4/23、長時間労働と冠動脈イベント再発リスクの関係について調べた研究「Long Working Hours and Risk of Recurrent Coronary Events」の結果が発表されました。週55時間以上の労働は、社会人口因子、生活習慣関連因子、臨床危険因子、労働環境因子、個別因子調整後、週35-40時間の労働と比べて、虚血性心疾患の再発リスク上昇(hazard ratio 1.67; 95% confidence interval: 1.10 to 2.53)と関連を認めました。心筋梗塞後、職場復帰において、週あたりの労働時間の長さは虚血性心疾患イベントの再発リスク上昇と関連を認めました。労働時間数を減らすことを目指した二次予防介入は、虚血性心疾患の再発リスクを低下させる可能性があります。
https://www.jacc.org/doi/10.1016/j.jacc.2021.02.012
週55時間以上の労働は、週40時間未満の労働と比べて、虚血性心疾患の再発が1.67倍上昇していたとの報告です。会社にもよりますが、週55時間は超えている会社が多いのではないでしょうか。心筋梗塞再発予防のための労働時間の目安の一つになりそうです。
2021/4/23、長時間労働と冠動脈イベント再発リスクの関係について調べた研究「Long Working Hours and Risk of Recurrent Coronary Events」の結果が発表されました。