2021/5/16、経皮的冠動脈形成術後の慢性維持単剤療法において、アスピリンとクロピドグレルを比較した研究「Aspirin versus clopidogrel for chronic maintenance monotherapy after percutaneous coronary intervention (HOST-EXAM): an investigator-initiated, prospective, randomised, open-label, multicentre trial」の結果が発表されました。クロピドグレル単剤療法は、アスピリン単剤療法と比べて、薬剤溶出性ステントの経皮的冠動脈形成術後の慢性管理期間において、全死亡、非致死性心筋梗塞、脳卒中、急性冠症候群による再入院、出血学術研究コンソーシアムIII以上の出血の複合を有意に減少しました。経皮的冠動脈形成術後、抗血小板薬単剤療法の適応を要する場合、クロピドグレル単剤療法はその後の有害臨床事象予防においてアスピリン単剤療法よりも優越性を認めました。
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)01063-1/fulltext
「HOST-EXAM」試験の結果です。経皮的冠動脈形成術後の抗血小板薬単剤療法はクロピドグレルのほうが優れていたとの報告です。