2021/6/14、高齢者、多剤併用におけるスタチン中止と心血管転帰、死亡率の関係について調べた研究「Cardiovascular Outcomes and Mortality Associated With Discontinuing Statins in Older Patients Receiving Polypharmacy」の結果が発表されました。

2021/6/14、高齢者、多剤併用におけるスタチン中止と心血管転帰、死亡率の関係について調べた研究「Cardiovascular Outcomes and Mortality Associated With Discontinuing Statins in Older Patients Receiving Polypharmacy」の結果が発表されました。
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2780952
多剤併用、29047例、平均年齢76.5歳のうち、スタチン中止群5819例(20.0%)、継続群と比較して、心不全入院(HR, 1.24; 95% CI, 1.07-1.43)、総心血管転帰(HR, 1.14; 95% CI, 1.03-1.26)、全死亡(HR, 1.15; 95% CI, 1.02-1.30)、総救急入院(HR, 1.12; 95% CI, 1.05-1.19)のリスク上昇を認めました。スタチンの中止は致死的、非致死的心血管転帰の長期リスク上昇と関連を認めました。76.5歳においても、スタチンの中止は心不全入院24%増加、全死亡15%増加のリスク上昇とのイタリアからの報告です。スタチン、すごいですね。
https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0623536936

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