2021/6/22、中性脂肪と残存動脈硬化リスクの関係について調べた研究「Triglycerides and Residual Atherosclerotic Risk」の結果が発表されました。

2021/6/22、中性脂肪と残存動脈硬化リスクの関係について調べた研究「Triglycerides and Residual Atherosclerotic Risk」の結果が発表されました。軽度から中程度の心血管リスク、高中性脂肪血症は正常LDLコレステロール値においても、潜在的な動脈硬化、血管炎症と関連を認めました。 
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34140107

「PESA」(Progression of Early Subclinical Atherosclerosis)試験の結果です。動脈硬化に関連する脂質項目は第一にLDLコレステロールですが、中性脂肪も関連していたとの報告です。「Residual Atherosclerotic Risk」とは、LDLコレステロールを管理した後にも残存するリスクという意味です。お茶の水循環器内科の方針としては、動脈硬化への影響としては第一にLDLコレステロールですので、第一にLDLコレステロール、LDLコレステロール正常化後、第二に中性脂肪という優先順位で診療しています。

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