2021/6/25-6/29、オンラインで開催された「第81回米国糖尿病学会学術集会（ADA2021）」にて、グルカゴン様ペプチド1（GLP-1）、グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド（GIP）共受容体作動薬、tirzepatide（チルゼパチド）の有効性、安全性を評価した第III相臨床試験「SURPASS」試験の結果が発表されました。tirzepatide（チルゼパチド）は、週1回皮下投与のGLP-1/GIP共受容体作動薬です。「SURPASS-1」はプラセボと比較、「SURPASS-2」はメトホルミンへの上乗せでセマグルチドと比較、「SURPASS-3」はインスリンデグルデクと比較、「SURPASS-5」はインスリングラルギンへの上乗せでプラセボと比較した試験です。詳しくは各論文をまとめますが、概ね一貫して、血糖低下、体重減少作用を認めました。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t353/202107/571152.html
セマグルチドに対してさらに有効性が高いとはすごいですね。